読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クージーの旅日記「フィリピン、パラワン島編」その9

 サバンの次に訪れたのはエルニド・タウン。

 ガイドブックによれば、「エメラルドグリーンの海面から突き出した奇岩が神秘的な景観を作り出していて、訪れる人を魅了してやまない。のんびりした空気が町全体を包み、素朴で明るい人たちと触れ合える…」、「目の前にはサンゴ礁の海が、背後には切り立った大理石の山がそびえる美しい景観が広がっている。特に見どころはないが、素朴な住民たちの笑顔とゆったりとした空気が流れが、訪れる人を自然とリラックスさせてくれる…」という、素晴らしい場所!

 のはずでした…。

 ところが、実際に訪れたエルニド・タウンには「のんびりした空気」も「ゆったりとした空気」も流れておらず、そこには大量の旅行者が醸し出す喧騒に包まれていたのでした。

 そして、大量の旅行者が押し寄せていることから、宿探しもまた苦労したのです。

 初めはその実態が分かっていなかったので、海沿いを探しました。

 僕が泊まれそうな手頃と見えたところに行ってみて驚きました。

 なんと一泊1800ペソ(4140円)!!

 シーサイドは論外でした…。

 それでも内陸部に入れば安いところがあるだろうと高をくくっていたのですが、甘かった…。

 とにかく高いし、それ以前に空いているところが無いのです。

 「今日だけやったら泊めたるけど、明日は予約入ってるから出て行ってもらう」という小汚い宿でも1000ペソ(2300円)を超えるし、適当なところを紹介してもらおうと当てにしていたツーリスト・インフォメーションは無くなってるし…。

 それでも諦めずに汗びっしょりになって探した結果、小路の先に段ボールに手書きで描かれた「ROOM AVAILABLE」の文字。

 誘われるように入っていった先に名もないペンションがありました。

 部屋は空いてたし、けっこうきれいな部屋ですが、値段は800ペソ(1840円)。

 ベッドカバーはなぜかハローキティちゃん…(笑)。

 迷ったけれど、僕には分不相応な値段ということでお断りしてさらに探します。

 それでも見つからずに、バスターミナルの向こうまで足を延ばしますが、こちらでも普通に「1500ペソ(3450円)」などと言われます。

 要するに、訪れる旅行者が多いので完全な売り手市場。

 どうりでバスターミナルに客引きがいないはずです…。

 けっきょく、2時間近く探して諦め、さっきの800ペソのところに戻りました。

 「まさか、この短時間の間に誰かが先に泊まってて…」と小心者ゆえの不安はありましたが、何とか泊まることができました。

 値段は高いけど部屋は綺麗し、部屋の前のテラスがエエ感じやったことが救いです…。

 翌朝は暗いうちに起き出して朝陽を見に行ったのですが、山が高いのでイマイチ…。

 それでは夕陽はといえば、町の後ろには高い大理石の山がそびえているので30分歩かねばならないのでした…(笑)。

                                                      (続く)

(もっと写真を見たいという方は、YAHOOブログの「クージーの遊歩人雑紀」をご覧ください。)

http://blogs.yahoo.co.jp/coozy0314/